JR貨物は3月15日、「貨物鉄道輸送150年」の記念ロゴマーク・キャッチコピーを制定したと発表した。昨年2022年の日本の鉄道開業150年周年に続き、今年2023年に迎える貨物列車の運行開始150周年を祝う。

ロゴマークはコンテナを5個搭載した貨車をモチーフにデザイン。コンテナ1個ごとに色を変えており、さまざまな品目を運んでいることを5色のコンテナで表現した。キャッチコピーは「つなぐ。運ぶ。これからも。~もっと、地球と地域のために~」。JR貨物は「当社が全国をつなぐ、過去から未来へ歴史をつなぐ国内唯一の貨物鉄道事業者として、今後も地球環境にやさしく地域の物流を支える存在であり続けることを表しています」としている。
JR貨物は今後、貨物鉄道150年を記念した各種オリジナルグッズや記念ロゴ入りノベルティを制作する予定。全国各地で開催されるイベントへの参加・出展も予定している。

日本初の本格的な鉄道は1872年6月12日、品川~横浜(現在の桜木町)を結ぶ官設鉄道(国鉄、現在のJR)が仮開業。10月14日に新橋(のちの汐留)~横浜が正式開業した。当初は旅客列車の運行と手小荷物・郵便輸送のみ行われていた。

貨物列車はその翌年、1873年9月15日から運行開始。新橋・横浜の両駅をそれぞれ12時に発車する定期列車と、両駅をそれぞれ13時に発車する不定期列車が設定された。1列車に連結する貨車数は有がい車7両と無がい車8両の合計15両だったという。
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