JR西日本は7月11日、大阪駅の西側エリアに整備した各施設をつなぐ通路や広場を7月30日に開放すると発表した。再開発の進む西側エリアの回遊性を高める。
地上レベルでは西口改札前の通路がイノゲート大阪1階までつながり、イノゲート大阪とJPタワー大阪のあいだを南北方向に往来できるように。デッキレベルではノースゲートビルディング2階とイノゲート大阪2階を接続する歩行者デッキが開通する。JR西日本はこれにより既存の大阪駅方面からの回遊性が高まるとしている。ルクアイーレの営業時間帯(10時30分~20時30分)は、ルクアイーレ館内を通行してアクセスすることができる。
このほか、既存の大阪ステーションシティの10カ所の広場に加え、大阪駅西側エリアに5カ所の広場が増設される。広場の名称と位置は次の通り。
(1)風光の庭(一部供用済):ノースゲートビルディング・イノゲート大阪連絡橋
(2)水の路:イノゲート大阪1階
(3)彩の路:イノゲート大阪2階
(4)サンクンガーデン(供用済):JPタワー大阪地下1階
(5)南東角多目的広場(供用済):JPタワー大阪1階
大阪駅の西側は新しい改札口(西口改札)が整備され、2023年3月から暫定的に使用開始。11番線ホームを除く各ホームに接続したほか、うめきたエリアの地下ホームへの改札内連絡通路も設けられた。今年2024年7月9日には11番線ホームにも接続している。
7月31日には西口改札の北側に超高層ビル「イノゲート大阪」がオープン。南側でも超高層ビル「JPタワー大阪」がグランドオープンする予定。これらの施設を結ぶ通路や広場が開放される。
JR西日本は「西側エリアへの回遊性をより一層高めることで、更なる賑わい創出およびエリア価値向上に寄与してまいります」としている。
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