京葉線「幕張新駅」開業時の駅名を一般募集 再び「応募数では決めない」方式



幕張新駅のイメージ。【画像:JR東日本・幕張新都心拡大地区新駅設置協議会】

JR東日本の千葉支社は5月28日、京葉線・新習志野~海浜幕張間で工事中の幕張新駅(仮称、千葉市美浜区)について、開業時の駅名を一般から募集すると発表した。2023年春の開業を予定している。

千葉市に在住・在勤・在学している人のみ応募できる。応募方法はパソコン・スマートフォン・郵便はがき。スマートフォンの場合、応募できる期間は6月1日10時から6月30日17時までで、特設ウェブサイトにアクセスして駅名1点を記入して応募する。決定した駅名は今年2021年秋頃に発表される予定だ。

千葉支社は「応募された駅名は応募数による決定ではなく、ご応募いただいたすべての駅名から新しい駅にふさわしい名前を当社にて選考します」としている。

幕張新駅の予定地。【画像:JR東日本】

JR東日本は2018年に山手線・京浜東北線の高輪ゲートウェイ駅(2020年3月開業)の駅名を一般から募集した際も、同様の考え方で募集。応募数1位(8398件)の「高輪」ではなく130位(36件)の「高輪ゲートウェイ」を選定した。

しかし、駅名が130位の「高輪ゲートウェイ」に決まると、「駅名が長くて読みにくい」「カタカナの駅名に違和感がある」といった批判に加え、「応募数の少ない駅名を選ぶのなら、一般募集の意味がない」との声も上がっていた。

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