日本旅行の大阪法人営業統括部は「エアロキング プレミアムドリームで行く備北バス富士重工6E型貸切乗車・延命支援の旅」と題した日帰りツアーを企画した。
6月に引退する西日本JRバスの国産2階建てバス「三菱ふそう エアロキング」のプレミアムドリーム車と、備北バス(岡山県)が保有する昭和製の「富士重工6E型路線車」に貸切乗車する。
実施日は6月6・10日の計2日。大阪から道の駅山陽道やかげ宿まで「エアロキング」の2010年式BKG-MU66JSで移動し、やかげ宿から備北バス本社車庫まで6E型の2511号車に乗る。途中で2511号車の走行写真を撮影するほか、車庫では同じ6E型の2350号車やボンネット車などの撮影・見学会も行う。
旅行代金はプレミアムシート(1階)利用で1万8000円、スーパーシート(2階)利用が1万5000円。このほか、備北バスは6E型を延命するための修繕を計画しており、修繕費用として現地で一人につき1000円以上の寄付を要望している。
申込みは5月2日15時から「日本旅行 大阪法人営業統括部 鉄道・バス企画デスク」専用のツアー予約サイトで受け付ける。
「エアロキング」は1984年から販売が始まった国産2階建てバス。2010年までに生産が終了しており、西日本JRバスの「エアロキング」は6月に引退する予定だ。6E型は1982年から1995年にかけ製造された中型バス。備北バスの2511号車・2530号車は昭和末期に製造されており、2530号車が1986年式、2511号車が1987年式だ。
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