川崎市交通局はふるさと納税の返礼品として、実際に川崎市営バスとして運行していた小型バス車両を出品した。交通局は「返礼品を通じて魅力を発信し、市バスを応援してくれる方を増やすため」としている。

小型バスは2011年度式の2両で走行距離は9万1500㎞と10万800km。大きさは長さ6.99m、幅2.08m、高さ3.1mになる。乗車人数は運転手1人と乗客35人(座席数は12席)。運転に必要な免許は大型自動車第1種免許で、旅客を運送する場合は大型自動車第2種免許が必要だ。寄付金額は1両1300万円。出品期限は今年2024年12月末まで。
このほか、バスの車体に付いていたLED方向幕(70万円、1セット)や廃車部品グッズセット(1万4000円、10セット)、バス停留所の標識(1万円、10個)も出品している。

返礼品の対象は川崎市外在住で川崎市にふるさと納税として寄付した人。川崎市内在住者が寄付した場合は返礼品の提供は行っていない。各ふるさと納税ポータルサイトで受け付けている。
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