日立+アルストム「英国高速鉄道」車両受注 最高速度360km/h、どこを走るのか



日立アルストムハイスピード共同事業体(HAH-S)は12月9日、英国の高速鉄道「HS2」に導入する高速車両の設計・製造・保守に関する契約をHS2社と締結した。

HS2に導入される高速車両のイメージ。【画像:HS2社】

HS2に導入される高速車両のイメージ。【動画:HS2社】

日立製作所とアルストム社によると、契約金額は19億7000万ポンド(約2957億円)で、保守契約は12年間。HAH-Sは英国のダラム・ダービー・クルーにある各工場で、高速車両54編成を製造する。

最高速度は360km/hで、1編成の長さは200m。HS2の第1期間区間であるロンドン~バーミンガム間の192kmに導入され、在来線にも乗り入れる。ストーク・クルー・マンチェスター・リバプール・カーライル・マザーウェル・グラズゴーを含む都市間の輸送能力と接続性を飛躍的に向上させるという。

HS2の第1期区間(赤)と第2期区間(青)。今回の契約で製造される車両は第1期区間に導入される。【画像:OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

HS2社は、この契約により英国全土で2500人の雇用を創出。車両製造期間に毎年1億5700万ポンド(約235憶円)の経済効果をもたらすとしている。

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