東武鉄道は6月16日、500系特急型電車「リバティ」の3両編成で運行している特急列車について、一部を100系特急型電車「スペーシア」6両編成か「リバティ」6両編成に変更すると発表した。「スペーシア」に変更する列車は一部を除き列車名も変わる。

東武日光線系統では、下り「リバティけごん3・23・51号」「リバティきぬ139号」と上り「リバティけごん10・16・36号」「リバティきぬ154号」「スカイツリーライナー4号」が「スペーシア」6両編成に変わる。列車名は「スカイツリーライナー4号」はそのままだが、それ以外の列車は「リバティ」を外した「けごん」「きぬ」に変わる。

伊勢崎線系統は、下り「リバティりょうもう9・13・25・39号」と上り「リバティりょうもう14・28・40号」が「リバティ」6両編成に変わる。列車名は変更しない。
編成の変更は8月1日から。ただし「リバティけごん10号」と「リバティりょうもう9・14号」は8月2日から6両編成に変わる。「けごん3・16号」と「スカイツリーライナー4号」は土曜・休日運休。
東武鉄道は2021年11月、「特急スペーシアの後継モデル」として新型車両のN100系特急型電車の導入を発表。車両愛称は「スペーシアX」で、今年2023年7月15日にデビューする予定だ。「スペーシアX」の導入で既存の特急車両の運用に余裕ができ、編成の増強が可能になった面もありそうだ。
東武鉄道はN100系の導入を発表した際、鉄道プレスネットの取材に対し「N100系は100系『スペーシア』の更新用として導入するものではない。N100系と100系『スペーシア』を併用して運行することを考えている」と話していた。
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