大井川鐵道のSL列車「かわね路」当面は電気機関車けん引 「トーマス」は予定通り



大井川鐵道の大井川本線・新金谷(静岡県島田市)~千頭(川根本町)を走るSL列車「かわね路」は6月26日から当面のあいだ、電気機関車けん引のEL列車「かわね路」として運転することになった。蒸気機関車の不具合のため。

大井川鐵道の電気機関車ED500形。【撮影:草町義和】

EL列車「かわね路」の運転時刻はSL列車「わかね路」と同じで、新金谷11時52分発→千頭13時09分着、千頭14時55分発→新金谷16時11分着。一方、『きかんしゃトーマス』の主人公「トーマス」を模した蒸気機関車がけん引するSL列車「きかんしゃトーマス号」は、予定通り6月26日から運転される計画だ。

「かわね路」は新型コロナウイルスの影響で運休していたが、大井川鐵道は6月20日からの運転再開を計画。6月10日時点の計画では、6月20・21日に運転して6月22~25日は臨時運休し、6月26日からは年間の運転計画に基づき通常運転を再開することにしていた。

しかし、再開直前の6月19日、蒸気機関車の入れ替え作業中にトラブルが発生。蒸気機関車の修繕作業が必要になったことから、6月20・21日の「かわね路」は運休し、6月26日以降は電気機関車のけん引で運転することになった。

6月20日の始発から再開する予定だったものの、工事のため急きょ一部運休することになった井川線(南アルプスあぷとライン)は、午後から全線で運転を開始。大井川本線の普通列車は6月13日から再開済みだ。

大井川鐵道の電気機関車E31形。【撮影:草町義和】