JRグループは3月2日、「鉄道開業150年キャンペーン」を実施すると発表した。今年2022年10月14日に日本で本格的な鉄道が正式に開業してから150年を迎えるのを記念したもの。期間は4月1日から来年2023年3月31日まで。
キャッチコピーは「会おう。」。ロゴマークは橋梁を走行するSLをモチーフにした。「鉄道が皆さまの『会おう。』という気持ちをつなぐ架け橋であり続けたい」という思いを込めたという。JR貨物を除く旅客6社のコーポレートカラーをベースに「お客さまの想いをのせた列車が日本中を駆け抜け、各地を繋いでいる様子」を表現したポスターやムービーを展開する。
このほか、150年記念の旅行商品の販売や専用アプリによる企画の実施、JR全駅の入場券セットの販売などを行う。旅行商品はJR各社の列車を乗り継いで日本縦断するツアーなどを販売する。
専用アプリの企画では、全国のJRの一部の駅でデジタルスタンプを展開。季節ごとに新しいスタンプを追加し、春は120駅、年間計480駅のデジタルスタンプを提供する。獲得数に応じた特典も用意される。
また、デジタルスタンプ提供駅のうち桜木町駅(横浜市)など18駅で音声コンテンツを提供。全国の駅を舞台に「各地の歴史を感じていただけるような恋愛ドラマ」を予定しているという。
日本初の本格的な鉄道は新橋(のちの汐留)~横浜(現在の桜木町)間の官設鉄道(国鉄、現在のJR)として計画され、1872年6月12日に品川~横浜間が仮開業。同年10月14日、新橋~横浜間が正式に開業した。当初は旅客列車だけだったが、翌1873年9月15日から貨物列車の運転も始まった。
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