国土交通省が8月5日16時時点の情報としてまとめたところによると、8月3日からの大雨の影響で運転を見合わせている鉄道路線は4事業者14路線に及ぶ。
施設被害が発生している路線は次の通り。これまで東北地方の路線を中心に被害が発生していたが、北陸地方でも土砂流入の被害が発生している。
●JR東日本
津軽線 大平~津軽二股(青森県) 道床流出
奥羽本線 下川沿~大館(秋田県) 盛土流出
奥羽本線 置賜~高畠(山形県) 盛土流出
磐越西線 喜多方~山都(福島県) 橋梁倒壊
米坂線 羽前椿~手ノ子(山形県) 橋梁倒壊
米坂線 成島~中郡(山形県) 道床流出
米坂線 犬川~今泉(山形県) 道床流出
五能線 大間越~白神岳登山口(青森県) 橋梁被害
●JR西日本
北陸本線 今庄~湯尾付近(福井県) 線路冠水・土砂流入
●IGRいわて銀河鉄道
いわて銀河鉄道線 御堂~小鳥谷(岩手県) 道床流出
JR西日本によると、北陸本線の今庄~湯尾を含む敦賀~武生は少なくとも8月9日まで全列車が運休する計画。武生~金沢は8月6日の始発から通常運行の予定という。
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