南海「6000系」貸切で千代田工場訪ねるツアー 順次引退の最初期オールステンレス車



南海電鉄と阪急交通社は南海高野線6000系の貸切列車に乗り、南海電鉄の千代田工場を見学する日帰りツアーを企画した。実施日は来年2022年1月24・25日と2月7日の計3回。

6000系(上)と千代田工場(下)。【画像:南海電鉄・阪急交通社】

難波駅から6000系の貸切列車に乗車し、そのまま千代田工場に向かう。工場では南海電鉄従業員の案内で工場を見学して車両のつり下げの様子を眺めたり、 6000系や工場内に留置している新型の8300系などを撮影したりする。当日の6000系に装着する「円板」を対象にしたミニオークションも行う。

旅行代金は大人9980円・子供9480円。各日100人を募集する。申込みは阪急交通社のウェブサイトで受け付けている。

6000系は1962年から1969年にかけ製造された高野線用の通勤電車。東急車両製造が米バッド社の技術供与を受け製造したオールステンレス車としては最初期の車両だ。1両の長さが約20mで側面のドアが4カ所に設けられている車両でオールステンレスを採用したのは、南海6000系が日本初になる。2019年以降、老朽化のため順次引退している。

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