泉北高速鉄道に「向谷さん」発車メロディー全駅に導入 情報案内ディスプレイも



泉北高速鉄道は3月17日、泉北高速鉄道線(大阪府)の駅に「発車メロディー」と「情報案内ディスプレイ」を導入すると発表した。3月24日から順次導入する。

泉北高速鉄道の列車。【撮影:草町義和】

まず3月24日の始発列車から、中百舌鳥駅を除く各駅に情報案内ディスプレイを導入。サイズは55インチで、通常時はリアルタイムで走行位置が分かる「列車在線位置情報」や、マナー啓発に関する情報などを配信する。

ダイヤの乱れや運転見合わせなどが発生した場合は、その原因や発生場所、振替輸送の情報などを配信。一部の情報は英語でも表示する。このほか、泉北高速鉄道線で影響が大きい列車遅延が発生した場合、自動音声による案内も行う。

発車メロディーは3月26日の始発列車から、中百舌鳥駅を除く各駅に導入。導入済みの光明池駅と和泉中央駅は、既存のメロディーを変更する。中百舌鳥駅も4月以降、2番線のみ導入して全駅に導入する。

メロディーを制作した向谷実さん。【撮影:草町義和】

メロディーはフュージョンバンド「カシオペア」の元キーボード奏者で、鉄道マニアとしても知られる向谷実さんが制作した。上りの発車メロディーは3拍子で「朝の通勤時間帯や大阪方面への移動を軽やかに感じていただけるメロディー」、下りのメロディーは「都会的な雰囲気」に。上下とも「一駅一駅がつながっていくように制作」した。光明池駅は次が終点であることをイメージ。中百舌鳥駅の2番線は「さぁいざ、泉北高速鉄道へ!という気持ち」を込めたという。

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