JR東日本が広報資料で「写真の無断使用」鉄道事業者による無断使用、過去にも



JR東日本の千葉支社は6月2日、インターネット上に掲載されていた写真を撮影者の許可なく広報資料で使用していたと発表した。同支社は関係者に迷惑をかけたとして謝罪した。

写真を無断使用した広報資料。現在はおわび文を追加し写真を削除したものに差し替えられている。【画像:JR東日本】

写真を無断使用した広報資料は5月13日付け「内房線 蘇我~姉ケ崎駅間 開業110周年記念 あの時代をもう一度 房総西線客車列車の旅」。千葉支社は2ページ目の「おススメポイント内」で使用した写真1点について「本来使用するべきであった画像ではなく、インターネット上からダウンロードされた画像と取り違え、掲載した」と主張している。

千葉支社によると、撮影者からの指摘と社内調査の結果、無断使用が判明。6月1日以降、撮影者に謝罪して調査結果を報告したという。同支社は「画像等の取り扱いや著作権に関し再発防止の徹底を図るとともに、改めて社員教育を開始しました」としている。

5月13日付けの広報資料は無断使用した写真を削除し、おわびの文章を追加したものに差し替えられている。

鉄道事業者がネット上に掲載されている画像を著作権者の許可なく広報資料などで使って問題になったケースは過去にもある。

2017年10月に東急電鉄は、大井町線の急行を6両編成から7両編成に増強することや同線に新型車両6020系導入することを発表した際、広報資料でネット上の画像を無断で使用。撮影者本人の指摘を受け謝罪した。東武鉄道も同社が制作したポスターでネット上の画像を無断使用。2020年8月から東上線の駅で掲出していたが、同年10月に撮影者本人から指摘され、その直後にポスターを撤去した。

※追記(2022年6月13日9時):一般論として無断使用でも著作権法上は問題ないと判断される場合があることも踏まえ、題名と本文の一部を修正しました。

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