上信電鉄の電車「パンタグラフだけ撮影」1時間 群馬県が動画公開



群馬県の交通政策課は10月21日、走行中の電車の集電装置(パンタグラフ)だけを撮影し続けた動画をYouTubeで公開した。

タイトルは「頑張るぐんまの中小私鉄『そのまんま上信線』 はたらくパンタグラフ編」。上信電鉄の協力によりビデオカメラをパンタグラフの脇に設置し、起点の高崎駅から終点の下仁田駅までパンタグラフを撮影し続けた。

動画の再生時間は約1時間。架線の高さの変化でパンタグラフが上下に動いている様子が見て取れる。

上信電鉄は高崎~下仁田間33.7kmの上信線を運営する鉄道会社。群馬県交通政策課はパンタグラフの動画を公開したことについて「鉄道の魅力に触れてもらうほか、中小私鉄では技術者の確保に苦慮している状況があり、少しでも鉄道会社への就職等を考えるきっかけになれば」としている。

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