都営浅草線「白いヤツ」5300形が2月23日限りで引退 記念切符を限定販売



東京都交通局は3月7日、都営浅草線の5300形電車が2月で営業運行を終了し引退したと発表した。これを記念した「ありがとう5300形 都営まるごときっぷ」が発売される。

乗り入れ先の京成押上線を走る在りし日の5300形。【撮影:草町義和】

1日乗車券「都営まるごときっぷ」の磁気券に5300形をデザインしたもの。通常の「都営まるごときっぷ」と同様、都営地下鉄と都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーを1日に限り何回でも乗車できる。

発売額は大人700円・子供350円で、3月13日から五反田駅など都営地下鉄18駅で販売。3000枚限定でなくなり次第終了する。

「ありがとう5300形 都営まるごときっぷ」のイメージ。【画像:東京都交通局】

5300形は1991年にデビューした都営浅草線用の電車。1990~1998年に216両(8両編成27本)が製造された。同線の初代車両である5000形電車の更新のほか、北総開発鉄道北総・公団線(現在の北総鉄道北総線)との相互直通運転開始に対応した。北総線のほか京成線や京急線にも乗り入れ、成田空港方面から羽田空港・三崎口方面まで広範囲で運用された。

当時としては最先端技術だったVVVF制御方式やLED方式の行先表示器などを導入。車体デザインは白をベースに赤黒の帯、先頭部の窓周辺は黒で装飾し、「東京の『粋』を感じさせる『浅草』のイメージを表現したカラーリング」(東京都交通局)が特徴だった。そのデザインは2018年にデビューした新型車両の5500形電車に受け継がれている。

都営浅草線の新型車両5500形。【画像:そいそいん/写真AC】

老朽化のため順次引退し、5500形への置き換えが進められていた。交通局によると、5300形の最終運行日は2月23日。地方私鉄などへの譲渡の予定はないという。

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