大宮駅の京浜東北線ホームも「延期」ホームドア整備、半導体不足の影響続く



JR東日本の大宮支社は1月24日、大宮駅の京浜東北線ホーム(1・2番線)に設置するホームドアについて、使用開始を延期すると発表した。

京浜東北線の列車。【撮影:草町義和】

JR東日本は2020年7月、同駅1・2番線ホームに低コスト・軽量型のスマートホームドアを設置すると発表。使用開始時期は2022年度末としていた。

同社によると、世界的な半導体不足の影響でホームドア整備に必要な部材の一部に調達の遅れが発生しているという。使用開始日は「決定次第、あらためてお知らせいたします」としており、整備のめどは立っていない。

低コスト・軽量型のスマートホームドア(横浜線)。【撮影:草町義和】

JR東日本は今年2023年1月17日にも半導体不足の影響を受け、南武線の武蔵溝ノ口駅と登戸駅のホームドアの使用開始を延期すると発表。一方で必要な部材が調達できた横浜線の矢部駅と古淵駅のホームドアの整備を前倒しし、本年度2022年度中に使用開始する予定だ。

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