アルピコ交通の上高地線「寄付金口座」開設 橋脚傾斜で一部運休、6月にも再開へ



アルピコ交通は災害で一部区間が運休中の上高地線(長野県)について、寄付金口座を開設した。

橋脚が傾いた上高地線の田川橋りょう。【画像:アルピコ交通】

口座の内容は次の通り。所得税の寄付金控除の対象にはならない。

銀行名:八十二銀行
支店名:松本営業部
口座番号:普通口座 1391829
口座名:アルピコ交通上高地線 災害寄付金 代表 小林史成

上高地線は昨年2021年8月、大雨の影響で西松本~渚間の田川橋りょうが被災し、橋脚が傾いた。この影響で同区間を含む松本~渚間1.1kmが運休中で、代行バスが運転されている。12月から本格的な復旧工事が始まっており、今年2022年6月中にも再開の見込みだ。

総事業費は2億4640万円で、このうち1億4640万円を松本市が負担。残りをアルピコ交通が負担する方向だ。アルピコ交通は「多くの方々から弊社へのご支援の声や、ご寄付のお問い合わせ」があったとし、寄付金口座を開設したとしている。

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