南海高野線「新たな観光列車」車内イメージを公表 「天空」後継、高級感を重視



南海電鉄は5月15日、高野線の観光列車「天空」に代わる「新たな観光列車」のイメージを公表した。2025年度末の運行開始を目指す。

老朽化が進む「天空」(右2両)。【画像:ren014/写真AC】

新たな観光列車は4両編成で難波~極楽橋を結ぶ。各車両に特色を持たせ、内装やインテリアは高級感を重視。パノラマビューを楽しめる窓などを設計する計画だ。ソフト面ではアテンダントによる対応や、地元食材を使用した食事の提供などを計画している。

公開されたイメージは車内の3点。外装のイメージは今回公表されていない。南海電鉄は「高野山観光だけでなく、ラグジュアリーな旅行を好む方々などをターゲットに、南海沿線の魅力を存分に楽しんでいただくことを目指しています」としている。

難波~極楽橋を結ぶ新たな観光列車の車内イメージ。【画像:南海電鉄】
難波~極楽橋を結ぶ新たな観光列車の車内イメージ。【画像:南海電鉄】
難波~極楽橋を結ぶ新たな観光列車の車内イメージ。【画像:南海電鉄】

南海電鉄は2022年9月、「天空」の老朽化が進んでいるとして新観光列車の導入を検討していることを明らかにしていた。

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