相鉄の事業用車モヤ700系「乗車体験」イベント 申込先はJR東海



相鉄は2月10日、「【出発進行!幸せの黄色い電車に潜入】モヤ700系乗車体験会」と題したイベントを実施する。通常は乗ることができないモヤ700系電車に乗車するほか、貨物線の操車場で撮影会を行う。

事業用車のモヤ700系。【画像:相鉄】

午前(9時30分~12時20分)と午後(14時~16時50分)の2部制。かしわ台駅からモヤ700 系に乗り、相鉄新横浜線の羽沢横浜国大駅を折り返すなど「特別な行路」を走行しながら約2時間の乗車体験を楽しむ。その途中、貨物線の相鉄厚木線に入り、厚木操車場で15分ほど記念撮影する時間を設ける。

募集人数は各回44人(展望立席4人、一般席40人)、合計88人を募集。展望立席では横浜方面と海老名方面でそれぞれ2人限定で乗務員室後ろからの展望を楽しめる。ただし着席用の座席はない。

旅行代金は展望立席が3万円で、一般席は2万円。申し込みは1月16日15時から2月5日23時59分までJR東海の予約サイト「EX旅先予約」で受け付ける。

厚木操車場では撮影会が行われる。【撮影:草町義和】

モヤ700系は架線の測定や車両の入替、新型車両の搬入時の牽引に使われている黄色い車体の事業用車。1975年から2009年にかけ運用された通勤電車の7000系を改造した。相鉄によると、モヤ700系の運転日時は公表しておらず、客の目に触れる機会も少ない希少性から「見たら幸せになれる電車」とも言われているという。

このイベントはJR東海とのコラボ企画。相鉄線は2023年の相鉄新横浜線の開業により新横浜駅でJR東海の東海道新幹線に乗り換えることができるようになった。相鉄は関西・東海方面からのアクセスが向上した相鉄線を沿線外の人に知ってもらうことを目的にモヤ700系の乗車体験イベントを企画したとしている。

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