相鉄グループがAI「ChatGPT」試行 業務効率化など目指す



相鉄ホールディングスは12月21日、AIチャットボット「ChatGPT」を活用した試行プロジェクトを相鉄グループ社内でスタートしたと発表した。参加するのは相鉄グループ17社の約500人。業務の効率化や新たな価値創出を目指す。

相鉄本線の列車。【撮影:草町義和】

フィンテック事業を手がけるFinatextグループのナウキャストからの支援を受け、社員がChatGPTを安心・簡単に利用できるようにするための専用環境や必要な機能を準備。議事録やメールの作成、社内文書の作成や検索、情報収集、アイデア創出、プログラム作成などを対象に試行し、業務効率化につながる定型業務の特定と効果の検証などを行う。

ChatGPTの活用イメージ。【画像:相鉄ホールディングス】
ChatGPT3.5への質問例(回答は一部誤りがあります)。【画像:ChatGPT】

試行期間は12月から来年2024年3月までの予定。相鉄ホールディングスは試行結果を踏まえ、ChatGPTが適用可能な業務範囲の拡大や機能の強化を行い、来年度2024年度の実用化を目指すとしている。

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