JR東日本は2月16日、常磐線の各駅停車(常磐緩行線)に導入する自動列車運転装置(ATO)について、3月13日の始発から順次、使用開始すると発表した。同社がATOを導入するのは、これが初めて。
導入区間は常磐緩行線の綾瀬~取手間。運転士が乗務しないドライバーレス方式ではなく、運転士が運転台にある自動運転の出発ボタンを操作することで、駅間の速度を自動制御する方式だ。速度は列車の衝突などを防止する自動列車制御装置(ATC)の制限速度の範囲内で自動的に調節される。
JR東日本はATO導入と今後のホームドア整備により、常磐緩行線の安全・安定性の向上を図るとしている。