「京王ライナー」など「子連れ割引切符」期間限定で発売 専用車両も設定



京王電鉄は7月14日、座席指定列車「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」の割引料金「こどもといっしょ割」を期間限定で設定すると発表した。同社は「子育て支援の一環」としている。

「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」で使われている5000系。【撮影:草町義和】

7月23日~8月28日の土休日、子供連れの客に限り「こどもといっしょ割」の座席指定券を発売する。発売額は2席セット(大人・子供各1人)で500円。2人分の所定料金(計820円)に比べ320円安い。

下り「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」の「こどもといっしょ割」座席指定券は、新宿駅の改札内コンコース通路と明大前駅の改札窓口で21組(42席)分を発売。上り「Mt.TAKAO号」は高尾山口~府中の各乗車駅と多摩動物公園駅(高幡不動駅からの乗車分)の改札窓口で40組(80席)分を発売する。

下りは7号車を「こどもといっしょ割」専用車両とし、上りは1・2号車を専用車両とする。「こどもといっしょ割」座席指定券は着席保証型で、専用車両の空いている席のうち隣り合う2席に自由に着席できる。

「こどもといっしょ割」専用車両の位置。【画像:京王電鉄】

いずれも各列車の発車時刻20分前~5分前に発売される。ただし多摩動物公園駅での発売分は「Mt.TAKAO号」に接続する高幡不動行き各駅停車の発車時刻20分前~5分前の発売になる。いずれも現金のみの取り扱い。購入者にはその場で「京王ライナー乗車記念トレーディングカード」を1人1枚プレゼントする。

《関連記事》
京王ライナー「一部座席指定」で「終日運行」検討へ リクライニング車も導入
京成押上線・京王線「高架化」施行期間を9年後に延長 最大18年の遅れに