国土交通省の中部運輸局長は11月27日、福井鉄道が申請していた鉄軌道事業の旅客運賃上限変更を認可した。これを受けて福井鉄道は同日、運賃改定を来年2024年3月16日に実施すると発表した。北陸新幹線・金沢~敦賀の延伸開業と同日。
平均改定率は普通旅客運賃が17.6%。定期旅客運賃は通勤15%、通学14.8%になる。普通旅客運賃の上限は鉄道の初乗り(2kmまで)が現行180円のところ30円値上げの210円に。軌道の均一区間も現行160円から30円値上げされて190円になる。これ以外の各距離帯は30~80円の値上げ。
認可された上限額の範囲内で設定する実際の運賃(実施運賃)について、福井鉄道は改めて案内するとしており、上限額より安くなる可能性がある。
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