京都鉄道博物館「伊予灘ものがたり」初代車を展示 あすラストラン、JR四国の観光列車



京都鉄道博物館は来年2022年1月から3月まで、JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」初代車両の特別展示イベントを実施する。

京都鉄道博物館で展示される「伊予灘ものがたり」のキロ47形。【画像:JR西日本・JR四国・京都鉄道博物館】

展示されるのは「伊予灘ものがたり」初代車両のキロ47形1400番台。あす2021年12月27日の運転で引退する。引退後は瀬戸大橋線を含むJR四国・JR西日本の営業路線を使って京都鉄道博物館に輸送し、2022年1月21日から3月22日まで、同館での展示イベントが行われる。

京都鉄道博物館はこれに伴い、「伊予灘ものがたり」グッズ付き入館券を発売する。初代車両のラストランで使用されるヘッドマーク2種類と車内で配布されていたコースターをモチーフにした合計3種類のマグネットが付く。発売額は一般2400円、大学生・高校生2200円、中学生・小学生1700円、幼児(3歳以上)1400円で、280セット限定。1月20日16時30分から予約サイト「アソビュー!」で販売される。

「伊予灘ものがたり」は2014年、予讃線の観光列車として運転を開始。キハ40系のキハ47形を改造したキロ47形1400番台2両を専用車両として使用している。2022年からは、2代目車両となるキハ185系の改造車3両編成に置き換えられる計画で、初代車両のキロ47形1400番台が引退することになった。

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