東海道・山陽新幹線N700Sに「個室」ビジネスブース テーブルやコンセントも



JR東海・JR西日本の2社は4月7日、東海道・山陽新幹線の新型車両「N700S」に「ビジネスブース」を試験的に導入すると発表した。

N700Sに設置されるビジネスブースのイメージ。【画像:JR東海】

N700Sの16両編成3本に導入。7・8号車間のデッキ部に個室タイプのビジネスブースを設け、テーブルや椅子、コンセントなどを整備する。一時的な打ち合わせやウェブ会議、電話などにも利用できるようにするという。

7号車の利用者に限り、1グループ二人まで1回30分以内で利用できる。当面のあいだは無料。ビジネスブースを設置した列車の運行は運行当日の朝、2社のウェブサイトで案内する。

利用に際しては乗車後、スマートフォンなどで7号車座席の案内リーフレットに記載されているQRコードから予約サイトにアクセスすることで順番を確保できる。順番が来た場合、メールで通知する。待ち客がいない場合は、ビジネスブース内のタッチパネルを直接操作して利用することも可能だ。

予約サイトのイメージ。【画像:JR東海】

ビジネスブースは5月9日以降、順次サービスを開始する予定。JR西日本は「試験導入の結果を踏まえ、ビジネスブースの他の車両への拡大や、サービス内容のブラッシュアップを検討してまいります」としている。

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