和歌山線は6月11日に全線再開へ 大雨で駅構内の盛土が崩壊



JR西日本は水害で一部区間の運転を見合わせている和歌山線について、6月11日の始発から運転を再開する方針を決めた。代行バスは6月10日限りで運行を終了する見込み。

復旧工事が行われている高野口駅構内。【画像:JR西日本】

和歌山線は台風2号などによる大雨の影響を受け、高野口駅構内で盛土崩壊の被害が発生。同駅を含む橋本~粉河で運転を見合わせている。JR西日本は6月4日時点で全線再開までに1週間程度かかるとしていた。

今回の大雨で大きな被害が発生した線区のうち、JR東海の飯田線と南海高野線、和歌山電鉄貴志川線は6月7日までに運転を再開している。土砂流入に伴う脱線事故が発生した土佐くろしお鉄道中村線は現在も窪川~中村の全区間が運休中で代行バスが運行されている。

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