12両編成の新幹線「端から端まで貫通撮影」イベント 長さ300m、ドア全開放



JR東日本の長野支社は、新幹線の車両でデッキと客室を仕切るドアをすべて開き、編成の端から端まで撮影できるイベント「300mを貫け!帰ってきたE7系貫通撮影会」を企画した。

北陸新幹線などで運用されているE7系。【撮影:草町義和】

9月28日に長野新幹線車両センターで開催。仕業交番検査庫でE7系電車の12両1編成を撮影する。車内では1号車から12号車まですべての自動ドアを開き、1号車の運転台後方デッキから12号車まで約300mの「貫通撮影」が可能だ。このほか、先頭車の前頭カバーを取り外して見学と撮影を実施。定期列車では見られない行先表示の撮影(3種類)も行う。

中国高速鉄道の寝台列車で運用されているCRH2E-NG形の「貫通撮影」(2018年)。この編成は16両だが、通路が片側に偏る食堂車・軟臥車(A寝台車に相当)の合造車が編成中央に連結されているため写真は7両分になる。【撮影:草町義和】

午前の部(10時30分~12時30分)と午後の部(15~17時)の2部に分けて実施。参加に際してはJR東日本のネットショップ「JRE MALL」で申し込む必要がある。発売額は9800円。申し込み締切は9月18日23時59分だが先着順になる。

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