北陸新幹線の敦賀延伸区間「走行試験」初入線のスケジュールなど明らかに



鉄道・運輸機構は8月2日、北陸新幹線・金沢~敦賀の延伸区間で実施する車両走行試験について、初入線時のスケジュールなどを発表した。まず線路施設などをチェックする検測車が延伸区間を走行。営業用の車両の初入線はその数日後になる。

2023年9月23日未明に北陸新幹線の敦賀延伸区間に初入線する「East i」。【画像:たもぞう/写真AC】

9月23日の未明、JR東日本が所有する新幹線電気・軌道総合検測車のE926形電車「East i(イーストアイ)」が初入線。白山総合車両所から金沢駅に向かい、同駅で折り返して敦賀駅の先にある敦賀車両基地に向かう。走行速度は45km/hで、駅構内は30km/hに落として走る。

営業用車両の初入線は9月26日未明の予定。JR西日本のW7系電車が白山総合車両所→金沢駅→敦賀車両基地の行程で走る。速度は最高110km/h。

W7系は9月26日未明に初入線する。【画像:HK-SAN/写真AC】

北陸新幹線の金沢~敦賀は来年2024年春に開業予定。工事はほぼ完了しており、現在は9月からの走行試験に向け、鉄道・運輸機構とJR西日本が鉄道施設の監査・検査を実施している。

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