南海高野線の特急「こうや」ゴールデンウィークから通常運転 脱線事故で減便



南海電鉄は4月6日、脱線事故の影響で減便していた高野線の特急「こうや」について、ゴールデンウィークの4月29日から通常運転に戻すと発表した。

南海高野線の特急「こうや」。【画像:たろとれ/写真AC】

「こうや」で運用されている30000系電車の4両編成2本のうち1本(第30001編成)が昨年2022年5月、小原田検車区で入替作業中に脱線。車両の修繕・検査のため一部列車の運休が続いていた。

4月28日までは平日ダイヤの下り「こうや3・5号」と上り「こうや4・6号」が水・木曜に限り運休する。土曜・休日ダイヤは下り「こうや1・7・13」と上り「こうや2・8・14号」が運休。「こうや1・14号」の難波~橋本のみ「りんかい51・52号」として同じダイヤで運行される。

4月29日からは所定ダイヤでの運行に。平日は上下各4本、土曜・休日は上下各7本が運行される。

《関連記事》
南海電鉄「新しい観光列車」2025年度にも導入へ 背景に高野線「天空」老朽化
南海電鉄「運賃値上げ」認可 値上げ幅抑える特定運賃を一部の区間に新設