大井川鉄道「午後限定」フリー切符を発売 「密集・混雑」緩和目指す



大井川本線の普通列車。【画像:大井川鉄道】

大井川鉄道(静岡県)は4月6日から、「大井川本線 午後からゆるたびフリーきっぷ(ごごゆるきっぷ)」を発売する。

大井川本線・金谷~千頭間を自由に乗り降りできるが、利用できるのは午後の普通列車(金谷12時19分発以降)に限られる。SL列車などを利用する場合は乗車区間の運賃・料金が必要だ。

発売期間は4月6日~10月29日。乗車日当日の12時00分以降、金谷駅(16時55分まで)と新金谷駅で販売される。発売額は大人2000円・子供1000円。通年発売している「大井川本線フリーきっぷ」(2日間有効、大人3500円・子供1750円)より約4割安い。

大井川鉄道は「千頭方面への利用者が集中しやすい午前を避け、午後でゆったり大井川本線の旅を楽しんでいただこう」との考えから、午後限定のフリー切符を企画。「ごごゆるきっぷ」を効率的に使うプランとして「SLを見ることに徹しようプラン」(金谷12時19分→千頭→千頭駅転車台でSL転向作業見学→千頭駅→塩郷駅→塩郷のつり橋(つり橋の上からSL見学)塩郷→金谷18時08分)などを提案している。