JR西日本と石川県白山市は6月5日、白山市立高速鉄道ビジターセンター(トレインパーク白山)で「ドクターイエロー」こと新幹線電気軌道総合試験車の922形電車を6月20日から展示すると発表した。

922形のT3編成の先頭車(7号車)を、トレインパーク1階のエントランス横にある多目的スペースに設置。6月20日9時から除幕セレモニーを開催し、展示を開始する予定だ。

922形は東海道・山陽新幹線で運用されていた初期のドクターイエロー。T3編成は1987年の国鉄分割民営化でJR西日本が引き継いだが、引退後はJR東海のリニア・鉄道館(名古屋市)で展示されていた。
今年2025年1月に700系電車ベースのドクターイエローのうちJR東海が保有するT4編成が引退。リニア・鉄道館のT3編成が設置されているスペースでT4編成を展示することになったことから、白山市が運営する鉄道体験施設のトレインパーク白山にT3編成を移設して展示することが決まった。
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