横浜市営地下鉄ブルーライン新横浜駅に新改札口 相鉄・東急直通線の乗り換え便利に



横浜市交通局の建築課と建設改良課は5月18日、横浜市営地下鉄ブルーラインの新横浜駅(港北区)に、新しい改札口を整備すると発表した。神奈川東部方面線(相鉄・東急直通線)の開業にあわせ、2022年度下期の使用開始を予定。工事の発注手続きを進める。

相鉄・東急直通線の新横浜駅の工事現場。奥に見える黒い壁の先にブルーラインの新改札口が設けられる。【撮影:草町義和】

相鉄・東急直通線の新横浜駅は、ブルーラインの下を立体交差する形でホームを設置。改札口はブルーラインの改札コンコースと同じフロアに設けられる。一方、ブルーラインの新しい改札口は、相鉄・東急直通線の東側改札口と西側改札口のあいだに設けられる格好となり、横浜市は両線のスムーズな乗り換えが実現するとしている。

相鉄・東急直通線(ST線)の改札口とブルーライン新改札口の位置。【画像:横浜市交通局】

神奈川東部方面線は、相模鉄道(相鉄)本線の西谷駅と東急電鉄東横線・目黒線の日吉駅を結ぶ、全長約12kmの鉄道路線。西谷~羽沢横浜国大間の相鉄・JR直通線と、羽沢横浜国大~新横浜~日吉間の相鉄・東急直通線で構成され、相鉄線とJR線・東急線の相互直通運転が行われる。

相鉄・JR直通線の西谷~羽沢横浜国大間は相鉄の路線として昨年2019年11月に開業。現在は相鉄・東急直通線の工事が2022年度下期の開業を目指して工事が進められている。すべて完成すると、新横浜駅を境に西谷寄りが相鉄の路線、日吉寄りが東急の路線となり、案内上も西谷~羽沢横浜国大~新横浜間が相鉄新横浜線、新横浜~日吉間が東急新横浜線として区別される。

ブルーラインの新改札口のイメージ。【画像:横浜市交通局】