福岡市の地下鉄・渡船「マスク着用」朝ラッシュ時は実質義務化 1枚50円目安に配布



福岡市の交通局と港湾空港局は5月14日、福岡市地下鉄と市営渡船の利用者に対し、マスク着用の徹底をお願いすると発表した。平日の朝ラッシュ時を中心にマスク着用を実質義務化する。

マスク着用が実質義務化される福岡市地下鉄。【画像:medetai/写真AC】

まず5月15・18日の7~10時と5月16・17日の8~10時を周知期間とし、地下鉄の全35駅と市営渡船の全待合所改札口でマスク着用を利用者にお願いし、マスクを持っていない人にはマスクを配布(地下鉄は1日につき2500枚、市営渡船は4日間で250枚)する。

5月19日から29日までは、平日朝ラッシュ時の7~10時に限りマスク着用を利用者にお願いし、マスクを持っていない客にはマスクを配布する。マスクの配布に際しては、1枚50円を目安に実費相当額の寄付を求める。

福岡県を含む39県では新型コロナウイルス緊急事態宣言の解除が正式に決まったが、福岡市は宣言の解除で公共交通機関の利用者が増えるとし、マスク着用を徹底することにしたという。マスク着用のほか、地下鉄車内や渡船内での会話も控えてもらうようお願いするという。

市営渡船もマスク着用が求められる。【撮影:草町義和】