新京成電鉄は9月6日、「8800形千葉線直通色 復刻塗装電車」を運行すると発表した。N800形電車がデビュー時の塗装を復元したのに続き、8800形電車も京成千葉線への乗り入れを開始したころの塗装を復元する。
車両は8800形のうち京成千葉線への乗り入れに対応した第8808編成(6両)を使用。運行開始日は9月20日の予定だが、天候の影響で復元作業が遅れた場合は延期する可能性もある。運行時間は日によって異なり、運行しない日もある。
※追記(2024年9月13日18時02分):新京成電鉄は9月13日、運行開始日を「9月24日以降」に変更すると発表した。
8800形は1986年1月にデビュー。直流1500Vの電化路線に対応した新造車両としては日本で初めて制御装置にVVVFインバーター方式を採用した。導入当時の車体はベージュをベースに茶色の帯を巻いたデザインだった。
2006年の京成千葉線への乗り入れ開始にあわせ、直通運転に使用する車両のデザインを変更。当時導入したばかりのN800形をイメージし、えんじ色に細いライン4本を入れた。今回はこのときのデザインを復元する。2014年からは現在の新京成電鉄のコーポレートカラーであるジェントスピンクを用いたデザインに変更されている。
新京成電鉄はほかにも、N800形を2005年のデビュー当時の塗装に変更した「N800形復刻塗装電車」を今年2024年7月から運行している。
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