東武20000系「アルピコ交通」へ、来年3月から もと東京メトロ日比谷線の直通用

アルピコ交通は12月13日、東武鉄道から鉄道車両を譲り受け、上高地線(長野県)で運転すると発表した。

日比谷線への直通列車で使われていた頃の20000系。【撮影:草町義和】

東武鉄道から20000系の20050形中間車と20000形中間車を譲り受ける。運転台を新設するなどの改造を行い、2両編成1本で運用する。

形式名は東武20050形→アルピコ交通モハ20100形、東武20000形→アルピコ交通クハ20100形に、それぞれ変更される。本年度2021年度は2両編成1本を譲り受け、来年2022年3月から運転する予定だ。

20000系は営団地下鉄(現在の東京メトロ)日比谷線への直通列車用として開発された通勤電車。1988年から1997年にかけ192両が製造された。1両の長さは18mで、側面のドアは片側3カ所(一部の車両は5カ所)に設けられた。

日比谷線のホームドア設置計画に伴い、1両の長さが20mでドアを片側4カ所に統一した新型車両が導入されることになり、20000系は2020年3月までに東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)~日比谷線の直通列車から引退。2018年以降は地方線区向けの20400形に改造され、現在は東武日光線の南栗橋~東武日光間と鬼怒川線で運用されている。

東武宇都宮線を走る20400形。【撮影:草町義和】

アルピコ交通上高地線は松本~新島々間14.4kmを結ぶ路線。現在の車両は京王電鉄井の頭線の3000系を譲り受けて改造した3000形で、1999年から2000年にかけ8両(2両編成4本)が導入されている。1両の長さは東武20000系と同じ18mでドア数は片側3カ所だ。

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