JR東日本は1月17日、本年度2022年度のホームドア整備計画の一部を変更すると発表した。南武線の2駅について整備を延期する一方、横浜線の2駅の整備を前倒しする。
ホームドアの整備を延期するのは、南武線の武蔵溝ノ口駅(1・2番線)と登戸駅(1・3番線)。どちらも2022年度にホームドアの使用を開始する予定だったが延期する。一方、横浜線の矢部駅(1・2番線)と古淵駅(1・2番線)は整備を前倒しし、2022年度中に使用開始の予定とした。
JR東日本によると、世界的な半導体不足の影響でホームドア整備に必要な部材の調達に一部遅れが発生。ホームドアの形式などにより必要な部材が異なるため、部材ごとの調達状況を確認しつつ準備が整った駅から整備する。このため南武線の2駅は延期するが、横浜線の2駅は現時点で確保することができた部材で整備可能なことから前倒しするという。
今後の整備スケジュールについて、JR東日本は「部材の調達状況を見極めながら、これまでお知らせしている整備目標『2031年度末頃までに線区単位の330駅758番線の整備』の完遂を目指していきます」と強調している。
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