国土交通省の中国運輸局長は4月30日、井原鉄道が申請していた旅客運賃上限変更を認可した。これを受けて井原鉄道は10月1日に運賃を改定。平均18%値上げする。

普通旅客運賃は初乗り(1~3km)が現行210円から40円値上げの250円に改定。井原~神辺など10~12kmの区間では90円値上げの520円になる。総社~神辺41.7kmは220円値上げの1340円。

定期旅客運賃は平均で通勤定期が20%の値上げだが、通学定期の値上げ率は10%に抑える。13~15kmの区間で大人・1カ月の場合、通勤が3920円値上げの2万3530円、通学は1360円値上げの1万4940円。
このほか、JR伯備線と線路を共用している総社~清音3.4kmの特定運賃は現行額(普通旅客運賃で190円)を据え置く。
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