JR東日本の東京支社は6月15日、飯田橋駅に整備した「史跡眺望テラス」を7月21日9時から使用開始すると発表した。

史跡眺望テラスは西口駅舎の2階に設置。江戸城外堀史跡を望むことができる。「牛込門から牛込駅へ(鉄道の整備)」をテーマにした史跡紹介解説板も設ける。このほか、来年2022年夏頃にはホームドアが整備される予定だ。


JRの飯田橋駅は1894年に開業。当時は現在地から400mほど御茶ノ水寄りにあり、現在地の新宿寄りには牛込駅があった。
1928年、複々線化に伴い飯田橋駅と牛込駅を統合する形で現在の飯田橋駅が開業したが、線路がカーブしている部分にホームを設けたため、車両と線路のあいだに大きな隙間ができ、転落事故が起きやすくなった。JR東日本はカーブの緩い西側の牛込駅跡にホームを移転することを計画。昨年2020年7月から新しいホームと西口駅舎の使用を開始していた。
《関連記事》
・消える「各駅停車の快速」に乗ってみた 中央線の快速と各駅停車が完全分離へ
・通勤電車の「6ドア車」引退 30年の歴史に終止符、「5ドア車」も風前のともしび