新潟県の花角英世知事は3月5日、新潟空港アクセス鉄道の構想について、現状は利用者数の推移などさまざまな課題があるとの認識を示した。

新潟空港アクセス鉄道は、上越新幹線の延伸や在来線(白新線)の分岐延伸などにより新潟市の中心部と新潟空港のアクセス改善を図る構想。新潟県は従来、新潟空港の年間利用者数が135万人を達成するか、2025年度を経過した段階で軌道系アクセスなどの検討を行うとしていた。

花角知事は「空港アクセスの改善は空港利用の促進に資するものであり、空港の活性化や新潟県の拠点性向上につながる効果的な手段の一つである」と評価。その一方で「2024年の空港利用者数は112万人にとどまり、検討開始の目安とされる135万人に達していない。整備にあたっては財源確保や事業採算性などの課題がある」などと述べ、事業化に向けた本格的な検討の実施については慎重な姿勢を示した。
花角知事は今後について「利用者ニーズや社会経済等の動向を踏まえ、まずは新潟市や経済団体などの意見を聞きながら検討していく」と話した。
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