長崎市内で鉄道の高架橋を歩くイベント 長崎本線の線路切替に先立ち実施



JR九州と長崎県、長崎市は2020年3月8日、長崎本線・浦上~長崎間の高架橋を歩くイベント「二度と歩けない!長崎高架・開業記念レールウォーク」を開催する。

長崎本線・浦上~長崎間に整備された高架橋。【画像:長崎県】

長崎駅から約4kmを歩くイベントで、このうち高架上を歩くのは約1kmになる。所要時間は約2時間。当日の8時30分から13時まで、長崎駅前で受け付ける。事前の申し込みは不要で、参加費は無料だ。

長崎本線の長崎市松山町から同市尾上町までの約2.5kmでは線路を高架化する連続立体交差事業が2009年度から実施されている。事業費は約459億円(JR九州の負担分を含む)。これにより踏切4カ所を解消され、長崎駅と浦上駅も高架化される。

2020年3月28日から高架橋を列車が走る。【画像:長崎県】

高架化の工事がほぼ完了し、2020年3月28日の始発から地上の線路を高架に切り替えることが、このほど決まった。高架への切替後は列車が走るため、線路のメンテナンスを行う作業員以外は立入禁止。徒歩イベントを行うことも事実上困難となる。