JR西日本は2月26日、大阪駅北側の再開発エリア(うめきた2期)について、一部のエリアを9月6日に先行オープンすると発表した。大阪駅方面に接続する歩行者デッキも同時に開通する。
9月6日に先行オープンする範囲は、グラングリーン大阪のうめきた公園と北街区賃貸棟。うめきた公園はサウスパークを中心にノースパークも一部オープンする。北街区賃貸棟はホテルや商業施設などが入る。
同じ日に開通する歩行者デッキは、大阪駅方面のノースゲートビルディング2階西端部(ルクアイーレ西側出口付近)と、大阪駅の地下ホーム(うめきた)の地上に設けられる施設「うめきたグリーンプレイス」の2階を接続する。
JR西日本は歩行者デッキの整備により、大阪駅方面からうめきたグリーンプレイスやグラングリーン大阪へアクセスできるようになり、デッキレベルでの回遊性が高まるとしている。
このほか、夏には大阪駅西側の高層ビル「JPタワー大阪」「イノゲート大阪」が順次オープンし、JPタワー~大阪駅西口改札~イノゲート大阪を結ぶ地上通路や、ノースゲートビルディング~イノゲート大阪を結ぶ2階通路も使用開始の予定。うめきたグリーンプレイスは来年2025年春ごろには全面開業の予定だ。
うめきた2期は、大阪駅の北側にあった梅田貨物駅跡地の再開発プロジェクト。2013年に梅田貨物駅が廃止されて工事が本格化した。エリア内を通る東海道本線貨物支線(梅田貨物線)は2023年2月に地下化。同年3月には大阪駅地下ホーム(うめきた)の使用が始まり、関西空港アクセス特急「はるか」やおおさか東線の普通列車が発着するようになった。
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