広島電鉄は2月12日、路面電車の新しい運行系統「循環線」が3月28日に開業すると発表した。比治山エリアと市内中心部を結ぶルートで環状運転する。

広電本社前停留場を起点とし、運行経路は内回りが広電本社前→皆実町六丁目→比治山下→的場町→紙屋町東→広電本社前。外回りは広電本社前→紙屋町東→的場町→比治山下→皆実町六丁目→広電本社前になる。経路のうち比治山下~的場町~稲荷町は昨年2025年8月から営業を休止しており、7カ月ぶりに再開する。
運行時間帯は日中の10~16時。運行本数は平日が内回り15本と外回り15本、土曜・休日が内回り8本と外回り8本で、運行間隔は平日が約25分、土曜・休日が約45分になる。


広島電鉄は2025年8月、駅前大橋ルートの広島駅(新)~稲荷町~比治山下が開業。広島駅に乗り入れている1・2・5・6号線も駅前大橋ルート経由に変更され、従来ルートの広島駅(旧)~的場町~稲荷町と的場町~比治山下は電車の運行が消滅した。
このため広島駅(旧)~的場町は廃止に。的場町~稲荷町と的場町~比治山下は循環線を新設することになり、駅前大橋ルートの開業にあわせて営業を休止し、的場町停留場の軌道の付替工事などが行われていた。
広島電鉄が新系統を設けるのは、2003年の7号線・横川~広電本社前(現在は横川~広島港に拡大)以来、23年ぶり。同社は「循環線が開業することで比治山エリアと市内中心部がつながり、広島に住む方、観光で訪れる方の利便性はもちろん、都心へのスムーズなアクセスで回遊性の向上を図ります」としている。
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