欧州の夜行列車事業者「東西」に続いて「南北」も オランダ・ベルギー~イタリア



欧州で夜行列車サービスを展開している鉄道運行事業者「ヨーロピアン・スリーパー」は12月10日、アムステルダム(オランダ)・ブリュッセル(ベルギー)~ミラノ(イタリア)を結ぶ南北方向の夜行列車を来年2026年6月18日から運行すると発表した。

ヨーロピアン・スリーパーの夜行列車。【画像:ヨーロピアン・スリーパー】

アムステルダム発着とブリュッセル発着の2本の列車をドイツ西部で連結・分割する方式を採用。途中でドイツのケルン、スイスのベルンとブリーク、イタリアのストレーザに停車する。運行本数は週3往復。アムステルダム・ブリュッセル発が月・木・土曜の夜で、ミラノ発は水・金・日曜の夜になる。詳細なダイヤは各国の鉄道管理者と調整中だ。

チケットの販売は2026年1~2月に開始。料金体系はヨーロピアン・スリーパーの既存サービスと同水準とする方針で、座席からカプセル型の寝室までさまざまなサービスを提供する。

ヨーロピアン・スリーパーの寝台車のイメージ。【画像:ヨーロピアン・スリーパー】

一方、ヨーロピアン・スリーパーはバルセロナ(スペイン)方面の夜行列車について、2026年中の運行開始を見送って2027~2028年中の運行開始を目指す。同社はアムステルダム・ブリュッセル~ミラノの運行開始を優先させるためとしている。

ヨーロピアン・スリーパーは現在、ブリュッセル~アムステルダム~ベルリン(ドイツ)~プラハ(チェコ)を結ぶ夜行列車を運行中。来年2026年3月からはパリ(フランス)~ベルリンを結ぶ夜行列車の運行も開始する予定だ。同社はこれら東西方向の夜行列車に南北方向の夜行列車を加えることで、国際夜行列車ネットワークの拡充を目指す。

《関連記事》
パリ~ベルリンの夜行列車「廃止後数カ月で復活」へ オランダ・ベルギー事業者が計画
完全個室の「低価格寝台列車」欧州全域で運行 ベルリンの新興企業が計画
JR東日本「新たな夜行特急列車」運行へ フルフラット個室グリーン車、特急電車を改造