パリ~ベルリンの夜行列車「廃止後数カ月で復活」へ オランダ・ベルギー事業者が計画



欧州の鉄道運行事業者「ヨーロピアン・スリーパー」は11月12日、フランスの首都パリとドイツの首都ベルリンを結ぶ夜行列車の計画を発表した。同区間で現在運行されている夜行列車「ナイトジェット」の事実上の代替になる。

欧州の夜行列車のイメージ。【画像:European Sleeper】

ヨーロピアン・スリーパーによると、来年2026年3月26日に運行を開始。パリ発は日・火・木曜、ベルリン発は月・水・金曜に運行する予定だ。途中、ベルギーの首都ブリュッセルを経由する。チケットは今年2025年12月16日から販売する予定。価格設定はナイトジェットと同程度という。

ヨーロピアン・スリーパーは現在、ブリュッセルとチェコの首都プラハを結ぶベルリン経由の夜行列車を週3回運行している。パリ~ブリュッセル~ベルリンを結ぶ夜行列車の運行が加わることで、ブリュッセル~ベルリンでは週6回の運行体制になる。

ベルリン中央駅に到着したオーストリア・ウィーン発の夜行列車(2010年)。【撮影:草町義和】

パリ~ベルリンを結ぶ夜行列車は2014年に廃止されたが、2023年にはオーストリア連邦鉄道(ÖBB)が展開している夜行列車のナイトジェットとして9年ぶりに復活した。しかしフランス政府による財政支援が終了することから、今年2025年12月のダイヤ改正にあわせて廃止される予定だ。ヨーロピアン・スリーパーの計画が実施されれば、廃止後数カ月で復活する形になる。

ヨーロピアン・スリーパーはオランダ・ベルギーを拠点とする独立系の運行事業者。夜行列車に特化しており、2023年5月からブリュッセル~ベルリン~プラハを結ぶ夜行列車を運行している。

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