JR東日本の特急「踊り子」E257系のリニューアル車を導入 国鉄型185系など置き換えへ



JR東日本は11月28日、東京と伊豆方面を結ぶ特急「踊り子」にリニューアル車両を導入すると発表した。2020年春頃から導入を開始。国鉄時代に導入された特急形電車の185系などを置き換える。

特急「踊り子」に導入されるE257系のリニューアル車。【画像:東日本旅客鉄道】

2001年から2005年にかけて製造され、中央本線や内房線、外房線などで使われていた特急電車のE257系をリニューアル。137両(車両番号が2000番台の9両編成13本と、2500番台の5両編成4本)が「踊り子」に導入される。

リニューアル車の外観は、伊豆の海と空をイメージしたという「ベニンシュラブルー」をベースに塗装。車内も「伊豆らしい色彩」を使用するといい、カーテン生地や座席モケットの交換を行う。コンセントや大型荷物置き場、フリースペースなども設ける。

「踊り子」は現在、国鉄時代の1981~1982年に製造された185系を使用。分割民営化後の1990~1992年にはサービスのグレードを185系より高めた特急形電車251系が製造され、「スーパービュー踊り子」で使われている。

JR東日本はこれらの車両の老朽化に伴い、新型の特急形電車E261系とE257系のリニューアル車を導入することを計画。E261系は観光特急「サフィール踊り子」として2020年春から運転される予定だ。