JR土讃線の観光列車「志国土佐」ごめん・なはり線で運転 「太平洋の絶景」を堪能



「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」で運用されているキハ185系の改造車。【画像:JR四国】

JR四国と土佐くろしお鉄道は5月11日、JR四国の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」を土佐くろしお鉄道の阿佐線(ごめん・なはり線)で運転すると発表した。

運転区間は高知~奈半利間で、このうち高知~後免間はJR土讃線、後免~奈半利間は太平洋沿いのごめん・なはり線を走る。運行時刻は高知12時00分発→奈半利14時28分着、奈半利15時17分発→高知17時57分着。途中、夜須駅と安芸駅でそれぞれ20分前後、停車する。「雄大な太平洋の絶景をお楽しみいただけるよう、景色の良い場所では列車をゆっくりと走行」するという。

運転日は10月8日~12月24日の毎週金曜日と10月31日の予定。乗車に際してはJR四国や旅行会社が企画する旅行商品の購入が必要。旅行商品は8月頃から発売される予定だ。高知県内の素材を使った食事を提供するという。

「志国土佐」は通常、土讃線の高知~窪川間で運転されている観光列車。車両はキハ185系特急型気動車を改造した専用の2両編成が使われている。今年2021年10月から始まる観光キャンペーン「四国デスティネーションキャンペーン」の一環として、ごめん・なはり線での運行が決まった。