JR武豊線の半田駅付近で高架化工事に着手 まず仮駅舎と仮線を建設へ



武豊線(愛知県)の半田駅付近で計画されている連続立体交差事業(連立事業)の工事が、本年度2020年度から始まる。まず半田駅の仮駅舎と仮線の工事が行われる。

半田駅の高架化イメージ。【画像:半田市】

半田市が公表している現在のスケジュールによると、仮駅舎と仮線の工事は今年2020年4月から開始。仮駅舎の工事は2021年6月まで、仮線の工事は2023年3月まで行われる予定だ。その後、2023年4月から2028年3月まで高架橋本体の工事が行われる。

この連立事業は、半田駅を含む武豊線の半田市本町1丁目~同市神明街3丁目間の約2.6kmを高架化するもの。事業主体は愛知県で、工事は武豊線を運営するJR東海が行う。事業費は総額で約192億円。

高架化が完了すると9カ所の踏切が解消され、道路渋滞の緩和や鉄道により分断された市街地の一体化が図られるという。

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