東海道・山陽新幹線のチケットレス予約サービスを拡充 QRコード、複数人、遅れ通知



JR東海とJR西日本は2月20日、東海道・山陽新幹線のチケットレスネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」(EXサービス)について、QRコードを活用した訪日外国人客向けの新しいチケットレス乗車サービスを導入すると発表した。2021年春から実施する。

東海道新幹線を走る列車。【撮影:草町義和】

英語版のウェブサイトで予約し、スマートフォンで予約データのQRコードを表示。これを新幹線の自動改札機のICカード・QRコード読み取り部にかざすと、紙の切符やEXサービスにひも付けた交通系ICカードがなくても改札機を通過できる。

これ以外にも、EXサービスの拡充を2021年春に実施する予定。EXサービスを複数人のグループで利用する場合、現在は代表者となる会員本人が一括して予約し、駅で全員分の切符を受け取られなければならないが、拡充後はそれぞれの交通系ICカードを使って切符を受け取ることなくチケットレスで乗車できる。

また、列車が遅れて予定の発車時刻を過ぎた列車が乗車駅を出発していない場合、EXサービスを使って、その列車の指定席の新規予約や、他の列車の指定席からの変更ができるようになる。また、EXサービスのアプリを使って予約した場合、予約した列車がおおむね10分以上遅れると見込まれる際には、乗車駅の予定発車時刻のおおむね1時間前にプッシュ通知で案内する。

QRコードによるチケットレス乗車(下)のイメージ。【画像:JR東海】
列車に遅れが発生した場合のスマホアプリ画面(右)のイメージ。【画像:JR東海】