日豊本線・竜ケ水~鹿児島の新駅「仙巌園駅」駅名決定、世界文化遺産の観光地



JR九州は3月27日、日豊本線・竜ケ水~鹿児島に設ける磯新駅(仮称)について、開業時の正式な駅名を「仙巌園(せんがんえん)」に決めたと発表した。来年2025年3月の開業を予定する。

仙巌園駅のイメージ。【画像:磯新駅設置協議会/JR九州】

仙巌園駅は竜ケ水駅から4.8km、鹿児島駅から2.1kmの地点。4両編成に対応した長さ92mのホームを設ける。駅予定地の周辺には島津家に関する史料などを展示する博物館「尚古集成館」や島津氏の別邸「仙巌園」がある。

鹿児島の経済団体などで構成される磯新駅設置協議会は昨年2023年10月、駅名を公募。今年2024年1月には公募結果から「仙巌園前」「仙巌園」「磯仙巌園」の3案を選び、JR九州に提案していた。

仙巌園駅(仮称:磯新駅)の位置。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

JR九州は駅名について「仙巌園は、桜島の良好な景観を望めるほか、世界文化遺産の構成資産であり、日本を代表する観光地であることから、観光に訪れるお客さまにわかりやすく、地元の皆様にも末永く親しみを持っていただきたいという想いを込めて『仙巌園』としました」としている。

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