五能線のキハ40が来年中に引退へ 歴代塗装デザインの行先票を装着、新型車両に更新



JR東日本の秋田支社は11月7日から当面のあいだ、五能線(秋田県・青森県)で運用しているキハ40系気動車のキハ40形とキハ48形に、歴代塗装のデザインを施したオリジナル行先票(サボ)を装着して運行する。「ありがとう『キハ40・48形』」企画の第1弾。

五能線のキハ40・48形に装着されるサボのイメージ。【画像:JR東日本】

オリジナル行先票を装着するのは、東能代7時23分発の弘前行き普通列車と、弘前16時28分発の深浦行き普通列車、深浦20時15分発の東能代行き普通列車。ただし運用上の都合で通常の行先票を装着して運行する場合もある。

秋田支社によると、五能線には今冬に新型車両のGV-E400系気動車が導入され、国鉄時代から運用されているキハ40・48形が引退する。これに伴い「ありがとう『キハ40・48形』」の第1弾を企画したという。公表されたサボのイメージには「SINCE 1977-2021」と記されており、遅くとも来年2021年に五能線からキハ40・48形が引退するとみられる。

五能線を走るキハ40系のキハ48形2両編成。【画像:JR東日本】
五能線など秋田エリアに導入されるGV-E400系。新潟エリアのGV-E400系とはデザインが異なる。【画像:JR東日本】

秋田支社は「写真撮影や列車乗車の際は、節度ある行動とマナーをお守りいただくほか、沿線での自動車運転などには十分ご注意ください」と呼びかけている。マナー違反などが繰り返し発生した場合は、企画の早期終了や次回企画の中止も想定しているという。